細胞の1つ１つまで。（小説？）

僕は、桜が好きです。

春が好きです。

でも、夏は嫌いです。

蝉も嫌い、前は好きだった向日葵も嫌い。

秋は、嫌いでも無いし好きでもない。

冬は・・・分からない。

1番好きな人の誕生日が冬だから。

でも、もう一緒に祝えない。

もう、会えない。

もっと・・・もっと一緒にいたかった。

少しでいいから会いたいなんて、綺麗な事僕には言えない。

永遠に。愛していたかった。

ずっと、ずっと笑っていてほしかった。

でも、運命は残酷でああするほかに道は無かった。

ブリタニア軍なんかに、君を渡したくなかった。

でも、殺したくなかった。

なのに。

引き金を、引いてしまった。

操を貫くことは、できなかった。

守る

こんなにも、儚くて脆くてすぐに崩れてしまうものはきっとないだろう。

君が求めたのは、小さな幸せだったけど、世間からすれば当たり前。

愛する人の為にすべてをそそいで、命さえも削って。

自らを犠牲にしてまで、幸せを抱きしめたがる。

それはそれで、いいんじゃないかな。

僕はきみに会いたいよ。

会って、細胞の1つ1つまで愛したい。

今までも、大好きだったけど、足りなかった。

すべて。

躊躇いが生んだ現実。

止められなくて。

トメラレナクテ。

もう、次に君と会った時は躊躇いなんてかなぐり捨てて抱きしめたい。

躊躇いなんかいらない。

仮面さえかぶらなければ。

君は、死ななかったのに。

君は、ルルーシュだったのに。

僕の、君だったのに！




～細胞の、1つ1つまで愛しても、まだ足らないよ、君は～